「これ英語で何て言うんだっけ」を5つ溜めてClaudeに貼ったら、次に練習する型が1つ見つかった
英会話やオンライン会議で「これ、英語で何て言うんだっけ」と詰まる。あとで翻訳アプリで調べて、それで終わり。翌週は別の場面で、また似たところで詰まります。1文ずつ覚えても、次に言いたいのは別の文だからです。
そこで、言えなかったことを5つ溜めてClaudeにまとめて貼り、共通するつまずきを聞いてみました。5つのうち3つは、同じ1つの型にまとまりました。翌週、別の場面で言えなかった3つを試すと、1つはその型で組み立てられました。一方、get back to のように1文ずつ覚えた言い回しは、翌週の3つでは一度も出番がありませんでした。
貼ったのはこの5つです。架空の会社員が1週間で詰まったという設定で、日本語で話す人が詰まりやすい言い方が混ざるように場面を選びました。いくつの型にまとまるかは決めていません。
1.(オンライン会議で)すみません、音声が途切れていて、最後のところが聞き取れませんでした
2.(取引先へのメールで)この件は、部長に確認してもらってからお返事します
3.(服屋で)これの、ワンサイズ大きいのってありますか
4.(同僚との雑談で)最近ジムに通い始めたんですけど、2日目でもう筋肉痛です
5.(海外の同僚へのチャットで)子どもが熱を出したので、今日は在宅で仕事します
Claudeは無料プランでも使えるので(Claude 料金ページ)、用意するのは言えなかったことのメモだけです。
5つのうち3つが、「私は」で始めない型にまとまった
返ってきた型は1つでした。
型の名前:「私は」で始めず、「誰の何が」を主語にする型
見分け方:日本語で「〜が〇〇」と言おうとしたときです。とくに、人の体、物、家族が主語になる場合に使います。
「私は子どもが熱で…」のように「私は」から始めて、あとが続かなくなったら、この型です。
英語の骨組み:My / Your + 名詞(もの・体・家族)+ is または has または動詞 + 状態
「私は」を消して、「が」の前にある言葉をそのまま主語にします。その前に My か Your を付けるだけです。
この型に入ったのは、会議の音声、ジムの筋肉痛、子どもの熱の3つです。英語ではどれも「私」ではなく、音声・筋肉・子どもが主語になります。
僕がいちばん使えると思ったのは、見分け方の最後の一文です。日本語ではつい「私は子どもが熱を出したので」と自分から話し始めますが、そのまま I から英語にしようとすると、子どもと熱の置き場所がなくなります。My kid has a fever. と子どもから始めれば、短く収まります。単語を知らなかったというより、最初の一語で詰まっていたのだと思います。
型には、次に言えるようになる文も3つ付いてきました。
| 場面 | 日本語 | 英語 |
|---|---|---|
| 空港で | スーツケースが壊れてしまいました | My suitcase is broken. |
| カフェで | 携帯の充電がもうすぐ切れそうです | My phone is almost dead. |
| 友人との雑談で | 母が来週、誕生日なんです | My mother has a birthday next week. |
3つ目は通じますが、ふつうは It’s my mom’s birthday next week. のほうが自然です。練習文は、一度自然さを確かめてから口に出すと安心です。
残る2つ(部長に確認して返事をする文と、服のサイズを聞く文)は、get back to(あとで返事をする)のように、知っていれば言えた「覚える言葉」に回りました。
翌週の3つのうち、先週の型で組み立てられたのは1つ
翌週の分として、ホテルでエアコンが効かないと言う文、歯医者で午後は抜けると伝える文、資料を同僚に印刷してもらったと報告する文を用意しました(これも架空)。新しい会話に先週の型の説明だけを貼り、この型で言えるかを聞いています。
エアコンの文は「言えます」でした。「エアコンが」を主語にした My room’s air conditioner isn’t working. で、先週の骨組みどおりです。一方、先週覚えた言い回しは、翌週の3つのどれにも出番がありませんでした。
ただ、エアコンの文が型で言えたといっても、確かめたのはClaudeが先週の型で組み立てられると判断し、骨組みどおりの英文を出したところまでです。実際に英語を口にしたわけではなく、試したのも1回だけです。
型に入らなかった2つのうち、歯医者の文は「I have + 予定, so I’ll + 動作」という新しい型の候補と、be out(抜ける)という覚える言葉に分けて返ってきました。印刷の文も同じように分かれています。毎週「先週の型」と「今週言えなかったこと」を一緒に貼れば、型が1つずつ増えていくはずです。2週目より先は試していないので、ここは見込みです。
そのまま使えるプロンプト
言えなかったことの欄を、自分の5つに差し替えて使えます。
英語で言おうとして言えなかったことを、日本語で5つ書きます。
1文ずつ英訳を覚えるより、同じところでまた詰まらないようにしたいです。
やってほしいこと:
1. 5つそれぞれの英語の言い方を1つずつ。短く、中学で習う単語を中心にしてください
2. 5つのうち2つ以上に共通する「詰まった理由」があれば、それを「型」として出してください。型ごとに次の形で書いてください
・型の名前:日本語で短く
・見分け方:日本語でどんな言い方をしようとしたときに、この型を使うか(「〜が〇〇」のような日本語の言い方で書く)
・英語の骨組み:「〇〇 + △△」の形で
・5つのうち、この型に当てはまるもの:番号で
・この型で次に言えるようになる文:3つ。日本語と英語で。僕の5つとは違う場面にしてください
3. 型に当てはまらないもの(その単語や決まり文句を知っていれば言えたもの)は、型にまとめずに「覚える言葉」として別に書いてください
4. 2つ以上に共通する理由が見つからなければ、無理にまとめず、「型にまとまるものはありませんでした」と書いてください
言えなかったこと:
1.(オンライン会議で)すみません、音声が途切れていて、最後のところが聞き取れませんでした
2.(取引先へのメールで)この件は、部長に確認してもらってからお返事します
3.(服屋で)これの、ワンサイズ大きいのってありますか
4.(同僚との雑談で)最近ジムに通い始めたんですけど、2日目でもう筋肉痛です
5.(海外の同僚へのチャットで)子どもが熱を出したので、今日は在宅で仕事します
翌週は、新しい会話でこう頼みます。
先週、英語で言えなかったことから、自分のつまずきの型をまとめました。
[先週出た型の名前・見分け方・英語の骨組みを貼る]
今週また、言えなかったことが3つあります。
それぞれ、先週の型で言えるかどうかを教えてください。言えるものは、型の骨組みに沿った英語にしてください。
先週の型で言えないものは、新しい型の候補か、覚える言葉かに分けてください。
1.(場面)言えなかったこと
2.(場面)言えなかったこと
3.(場面)言えなかったこと
最初は5つを貼って「それぞれ英語で何と言えばいいか教えてください。共通点があれば教えてください。」とだけ頼みました。共通点は、主語を補う、決まった言い回しで覚える、といった一般的なまとめで、最後は「定型句をいくつか覚えておくと」と1文ずつ覚える方向に戻っていました。
2回目は冒頭に「1文ずつ英訳を覚えるより、同じところでまた詰まらないようにしたいです」と目的を書き、見分け方を「日本語でどんな言い方をしようとしたときに、この型を使うか」で書かせました。1回目にもあった主語の話が、「私は」から始めて続かなくなったら、という合図に変わったのは、この2行が効いたからだと思います。1行ずつ抜いた版は試していません。
まとめ
5つ並べてみると、同じ詰まり方が3回混ざっていました。その場で1つずつ調べていたら、別々の英文を3つ覚えて終わっていたと思います。
覚える言葉の一覧は、言えなかった文が増えるほど長くなります。型のほうは、「私は」から始めて続かなくなったら、という一行で済みます。次に詰まった瞬間に思い出せるのも、たぶんこの一行のほうです。材料は、言えなかったその場で日本語のまま書き留めたメモで足ります。今日1つ言えなかったなら、それが1つ目です。